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新選組の史実。結成から隊名由来・応募資格・主要メンバーや組織編成・隊服などを解説しています。

新選組あれこれ 第3号

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新選組の応募資格とは

 

そもそも新選組の前身が壬生浪士組であるように、隊士たちは浪士です。浪士といえば主君を持たない武士ですが、生まれながらの武士かというと、必ずしもそうではありません。たとえば近藤勇は剣術の天然理心流(てんねんりしんりゅう)の第4代宗家ですが、もとは武州上石原(現、東京都調布市)の農家の生まれです。それが剣の腕を見込まれて、天然理心流第3代の近藤周助(こんどうしゅうすけ)の養子となり、農民から浪士になります。この辺が面白いところで、江戸時代は士農工商の身分が厳しかったと思われがちですが、農民でも町人でも、刀を差して武士の格好をすれば、浪士になることが可能でした。

従って、新選組の応募資格は身分や年齢を問いません。ただ当時の世論である「尊王攘夷(そんのうじょうい)」の志を持っているかが問われました。尊王攘夷とは「天皇を敬い、外国の侵略を退けよう」という考え方で、反幕府勢力の過激なスローガンと誤解されがちですが、実はそうではなく、外国の脅威から日本を守ろうと考える日本人であれば、当時誰もが抱いていたものです。その点では幕府も新選組も、長州藩薩摩藩も同じでした。それがなぜ激しい対立を生んだのかについては後述します。なお、尊王攘夷の志を持つ浪士であれば誰でも応募はできますが、新選組の任務は常に身を危険にさらすものです。当然、それに見合う武芸の腕が求められますので、決して安易に入隊できるものではありませんでした。

 

本日は以上です。

 

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